答えは@です。
クエを含むハタ科の魚類の場合、雌性先熟といって、すべてメスとして生まれ、成長しながら産卵して大きな体になったあと性転換してオスになります。
大きく成長した優秀な個体が子孫を残すという生物としての種の保存の仕組みなのかもしれません。
他に、性転換する魚類は、メダカ、ハワイ産ベラなど約400種類あると言われています。
ちなみに、Aのように、雌雄決定が周囲温度などの環境に依存する例は、爬虫類の一部(ほとんどのワニ、多くのカメ、そして一部のトカゲなど)で確認されています。 温度依存の形態は種によって異なり、高温でオス、低温でメスとなるタイプ、その逆のタイプ、また、低温と高温でメスとなり中間温度でオスとなるタイプなどがあるようです。
また、Bの雌雄同体の例はミミズ、カタツムリなどに観察されます。
ヒトの場合性別は遺伝子で決まりますから、性別とは「決定的で普遍的なもの」というイメージがありますが、自然界全体ではもう少し柔軟なケースもあるようです。
詳しくは以下の参考サイトをご覧ください。
【参考サイト】
クエ - Wikipedia
「なぜ、ハタ類は性転換するのか?」その戦略について調べてみた! | Art fishing (nikosmileybook.fishing)
https://nikosmileybook.fishing/hataseitenkan
魚は性を自由に換える/中村將 - SYNODOS
Special Story 雄と雌が決まる仕組み 魚から鳥,哺乳類まで | JT生命誌研究館 (brh.co.jp)
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