第2問の正解は Aの「日本で農業を主たる仕事としている人の人口分布」です。 グラフの正式名称は「年齢階層別にみた基幹的農業従事者数の推移」といいます。 基幹的農業従事者とは、農業に従事する人のうち、他の仕事が主たる仕事の人や主に家事・育児をしている人を除く人をいいます。 2008年は、食品への異物混入や産地偽装など、食の安全と安定供給にかかわるニュースの多い年でした。 消費者の国産志向の高まりや偽装業者の摘発などの報道が日々の新聞・テレビを賑わしていました。 ここで原点に帰って、どうやって日本人の胃袋を長期安定的に満たしていくかを考えるとき、超高齢化が進んだ農業従事者の年齢構成や第1問で取り上げた自給率などのデータを見ると、問題は単なる産地表示義務の強化、品質管理向上、偽装業者排除などにとどまるものではないといえます。 食材にはどうも国内産信仰が強いようですが、もし日本人が作った食材ということにあくまでこだわるのであれば、日本人が海外に進出して日本向け食材の生産最適地を探しそこに生産拠点を築くなどのアクションが必要なのかもしれません。 出典: 農林水産省ホームページ 「農林水産省高齢化対策 > 統計データ」 (PC向けのサイト) http://www.maff.go.jp/j/keiei/kourei/senior/s_toukei/index.html → 問題ページに戻る |
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